故きを温めて新しきを知る
故・・・過去のできごと、歴史、伝統
温・・・尋ねる
歴史や伝統を習熟し、
そこから煮詰めたスープのように知恵を獲得する。
そうして、現実の問題に対処する新しい知恵を導き出す。
これが温故知新の原意です。
過去と未来が続いているように、
温故と知新はつながっていなければなりません。
知新によって温故が生き、温故によって知新が実るのです。
この四字熟語の出典である『論語』には、
温故知新に続く四文字があるのですが
あまり知られていません。
可以為師・・・もって し たる べし
つまり温故知新はリーダーになるための条件なのでした。