日本一アツイ教育を実践する男が語るBLOG

●素読(そどく)とは

時代劇の1シーンで、寺子屋で師範の読み上げる声に続いて生徒たちが
「子曰く〜」と論語を読み上げている光景を見たことがありますか?

そうです、あれが素読です。

素読とは、文章の意味を考えることなく、
その文章を暗誦できるようになるまで繰り返し音読することです。
多くは寺子屋でのシーン同様、お手本を読む役の人がまず一文読み上げ、
それに全員が続く形式をとります。

素読は文章を頭で理解するものではなく、
何度も繰り返し読むことにより、
体に覚え込ませることを目的としたものです。

一見非効率的に感じるかもしれませんが、
文章を目で見、耳で聞き、声に出すことによって体に染み込ませた
内容は、単に目で読んで覚えたものよりも深く心に刻まれます。

評論家の小林 秀雄さん曰く、

素読を暗記強制教育だったと
簡単に考えるのは、
悪い合理主義ですね。
『論語』を簡単に暗記してしまう。
暗記するだけで意味がわからなければ、
無意味なことだと言うが、
それでは『論語』の意味とは何でしょう。
それは、人により、年齢により、
さまざまな意味にとれるでしょう。
一生かかってもわからない意味さえ
含んでいるかもしれない。
それなら意味を考えることは、
実にあいまいな教育だとわかるでしょう。

丸暗記させる教育だけが、
はっきりとした教育です。


プロフィール

Author:矢野 一成
愛媛県新居浜市 アール塾塾長

備忘録、すなわち
忘れたときのために備えて、
書きとめておく、
個人的な雑記帳です。

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