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日本一アツイ教育を実践する男が語るBLOG

ムスビの力

■「ムスビ」のちから

湯川秀樹博士が「中間子」というものを発見して

ノーベル賞を受賞しましたが、

中間子とはモノとモノとを結びつける波動のことです。


また、この中間子によって「クウォーク」という波動は結ばれて

素粒子という波動になります。


そしてこの素粒子はさらにいろいろな素粒子と

結びついてさまざまな素粒子となり、

陽子と中性子という素粒子が結びつくと核という

ものができます。


次にこの核と電子が結びつくと

原子ができ、原子同士が結びつくと分子ができて

いろいろな物質が成り立っているわけです。


このように世の中すべてのものはこのモノとモノとを

結びつける力(ムスビの力)によって成り立っています。


そして、ムスビの力には中間子のように、波動から物質へと、

「目に見えないものを目に見えるものにする力があるわけです。


このムスビの力ですが、驚くべきことに、日本史の教科書にも

出てきた「古事記」のなかにその存在が記されています。


古事記の最初の部分には以下のように書かれています。

天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、高天原(たかまがはら)に

成りませる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、

次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、

次に神産巣日神(かみむすびのかみ)。

此の三柱の神は、並独神(みなひとりかみ)成り坐(ま)して、

身を隠したまひき。


このように世の中のはじめには、ムスビの神さまがいました

と記されています。


科学などのなかったころになぜ中間子(ムスビの力)の存在が

記されていたのか不思議ですね。


この「古事記」ですが、

これは千三百年ほど前に太安万侶(おおのやすまろ)という人が

稗田阿礼(ひえだのあれ)という人の言葉を聞いて

それに漢字をあてはめて書いたものです。

それまでは古事記は代々、人から人へと口伝えに伝えれられて

きましたが、もともとは神さまが音声で詠じだされたものだと

いわれています。


また、戦後の理屈重視の教育の影響なのでしょうか、

「目に見えないものは信じない、

科学で証明できないものは信じない」

という人がたくさんいますが、

世の中には「中間子(ムスビの力)」のような

「目に見えないもの」のほうが「目に見えるもの」よりも

たくさんあるのかもしれません。




葉室頼昭 宮司

プロフィール

矢野 一成

Author:矢野 一成
愛媛県新居浜市 アール塾塾長

備忘録、すなわち
忘れたときのために備えて、
書きとめておく、
個人的な雑記帳です。

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